先生だから知っている!エピソード

Episode 1

泥んこあそび

五感を使う!
触って、感じて… 試して、考えて… 園庭いっぱいに山や川やトンネルをつくるよ!

暑くなってくると自然と始まるどろんこ遊び♪
初めは山のふもとに水を流して川を作って遊んでいたのに、手にも足にも水や泥がついてだんだん泥だらけに・・・
そうなると、汚れてもいい服や下着に着替えて、裸足になってどろんこの中に飛び込みます!!

最初は、ひんやり川の中をジャブジャブ歩いたり、手でどろんこをすくったり、感触を楽しむ子どもたち。
そのうちに、シャベルやスコップでどろんこ工事やどろんこお料理作りが始まります!
「ここに水を流すと川がつながるよ!」「もっと穴をほって池にしよう!」
想像を膨らませながらお友達と協力して工事を進めたり、「お水をたくさん入れるとコーヒーになるよ!!」「トロトロチョコにするにはお水少しだけだよ〜」と水を加減しながら、それぞれに好きな物を作ったり・・・

どろんこ遊びをしながら、子ども達は手足を使って試して、頭で考えて、また手足を使って、触って、試して、考えて・・・を繰り返しながら学んでいます。
最後は気付けば全身どろんこ。泥水の中に座り込んだり、寝転がったりする子も。
「どろんこ気持ちいいね」「どろんこ楽しいね!!」と、全身でどろんこを感じて遊ぶ子ども達なのでした。

Episode 2

えほんから誕生

子どもたち発!
絵本を読むだけじゃ物足りない! 子どもたちはものづくりに夢中です!

年長児にロボットカミィの絵本を読んでいると、「私もロボットカミィ作ってみたい!」と声があがり、女の子何人かでロボットカミィ作りが始まりました。
女の子たちは相談しながら、様々な素材や道具を使って、黄色やピンクの可愛らしいロボットを作っていました。

そこへ、片付け時間5分前に「先生〜僕たちも作りたい!」とやってきたAくんとBくん。
保育者は、あと5分で片付ける時間になってしまうことを伝え、残り時間でどんなカミィを作りたいか、相談してみたらどうかな?と提案してみると「わかったよ〜」と2人はその場から去って行きました。

翌日、AくんとBくんは昨日のカミィ作りのこと覚えているかな〜?と思っていた保育者のところに…
「先生‼ おはよー!カミィの設計図お家で書いてきたよー!」とAくん。
「先生‼ カミィの材料お家から持ってきたよ〜‼♬」とBくん。
なんと、2人共が幼稚園でカミィを作ることを楽しみに、それぞれお家から準備をしてきたのです!これには保育者みんな大感動♡

設計図

遊びが幼稚園内だけにとどまらず、幼稚園と家庭を行き来する中で、目的意識をもって、行動している姿に、しっかり成長したなと、とても嬉しい出来事でした♡

やる気マンマンな2人は、その日のうちに、幼稚園にある様々な材料から下地のロボットを組み立て、Bくんが持ってきた、ゼリーのカップや、ペットボトルのキャップなどで目や体のボタンを作り、翌日には白い紙を貼り、あっという間に「ホワイトカミィ」が出来上がりました★

やりたい遊びを存分にできる、我が園ならではの遊び・体験だなぁと思います。
主体的に関わる中で、たくさんの学び、成長があります。

個性あふれる
それぞれのカミィ!

Episode 3

よもぎだんご

豊かな食の体験
園内のよもぎをゆでて、つぶして… かわいい団子屋さんがオープン!

にんじん畑の雑草を取っていた何人かの年長さん。
いろいろな種類の雑草の中に「よもぎ」が生えており、保育者が「よもぎは茹でてつぶしてお団子に混ぜて食べられるんだよ〜」と伝えると「作りたーい‼♪食べてみたい‼♬」と子どもたち。
絵本の部屋にある『ばばばあちゃんのよもぎだんご』を読んで、よもぎ団子を作ってみることにしました。
まずは材料集め。何が必要かを絵本から書き出し、給食の先生に園にある物を聞きました。ない材料はお買い物へ行くことに。お店の中でなかなか白玉粉を見つけられず、ドキドキしながらお店の人に聞いて、無事に買うことができました!!

よもぎは茹でて、きざんで、つぶして、白玉粉と砂糖と水と混ぜて練っていきます。
ちぎって丸めて茹でて、あっという間によもぎ団子の完成!!
簡単に楽しく作れたよもぎ団子、味はというと・・・
「美味しい!」「草じゃないみたい!」「もっと食べたいし、もっと作りたい!!」
「幼稚園のみんなにも食べさせてあげたい!」「たくさん作って団子屋さんをしよう!!」ということで、よもぎ団子屋さんをオープンすることになりました!

すり鉢でよもぎをつぶすよ!

「団子屋さんには、レジがいるね」「看板もいるんじゃない?」と開店に向けてお店の準備が始まり、お店屋さん当日はレジ係・ご案内係・お皿片付け係・机をふく係に分かれて張り切っていた店員さんたち。
手作りよもぎ団子限定120個、幼稚園の全員が来てお団子を食べてくれました。
たくさんのお客さんに食べてもらい、「美味しかった〜」の声に満足そうな表情のお団子屋さんたちでした♪

よもぎ団子屋さんオープンです!

Episode 4

お別れパーティー

縦割り保育
年中さん&年少さんから年長さんに! 贈るのはあったかい気持ち!

2月のある日、年中児との「もうすぐ年長さんが卒園してしまうね」という話から、たくさん優しくしてくれた年長さんたちに“ありがとう”の気持ちを込めて『お別れパーティー』をひらこう!ということになりました。

パーティーの内容はというと・・・
年中少児が力を合わせて料理を作り、ごちそうを食べさせてあげたり、お部屋をきれいに飾り付けしたり、プレゼントを作ってあげたり・・・
年長さんに喜んでもらいたいと、何日も前から準備して、当日も張り切っていた年中少児。

年少さんからは
メダルのプレゼント

年中さんからは
くまのキーホルダー

普段から他学年との関わりが多い、我が幼稚園ならではの、手作りの温かいパーティーとなりました。
年長児は、作ってもらったごちそうを一緒に食べたり、みんなで集まって歌やダンスのプレゼントを見たり、ゲームをしたり、手作りのプレゼントをもらったり・・・そんな特別な1日にとても喜んでいました。

年中少児にとっては自信になり、学年が上がってお兄さんお姉さんになるんだということを実感できたパーティーになったのではないかな?と思います。